臨床の学び舎おんせいげんご BLOG

『臨床の学び舎おんせいげんご』の各部門の予定や今までの勉強会の内容などがチェックできます。

2022-01-01から1年間の記事一覧

10/29 ことのわ会でした!

前回は、直接的な印象の作用を克服して、言語教示に従えるようになるのは3歳6ヶ月ごろであるという内容まで読みました。 (前回のブログより引用。) 実験で、言語教示の内容と視覚的経験の内容を異なったものにする(例:「私がグーを出したときは、君はパ…

9/17 ことのわ会でした(^^)/

ことのわ会では、引き続き「ルリア 言語と意識」を読み進めています。 第Ⅴ講では、語の意味場の構造=語の背後には多様な結合系(音声的、状況的、概念的等)が存在していることや、語結合のなかでの選択機能の生理学的基礎となっているのが「強さの法則」で…

6/2 京都おんせいげんごでした。

遅くなりましたが、6/2土曜日に行われました京都おんせいげんごのレポートを載せておきます。ちょっと長いですけど、考えさせられる内容です。 ルリアの失語症理論を、『失語症の基礎と臨床(金剛出版)』の第4章あたりから紹介してくださいました。 とりあ…

7月30日、ことのわ会でした。

今回は、第Ⅴ講の続きで、語の多元的な結合=「意味場」の構造を客観的に調べる条件反射法についての紹介を読みました。 定位血管反応(新しい刺激に対して、指の血管の収縮、頭部血管の拡張などが現れること)を利用した特殊な方法です。予め、いろいろな語…

Youtube、パワーアップしてます。

先日、「臨床の学び舎おんせいげんご」のYoutube Channelを刷新しました。 内容は今まで通り音響分析ソフトWavesurferの使い方ですが、以前の動画をトピックごとに短くして、パッと見終われるようにしました。 相変わらずPowerpointのスライドを動画化しただ…

6/10 Workshopでした。

ちょっと日が開きましたが、簡単に報告を。 この日はメンバーから以下の論文について検証したいとのこと。集まった4人がWavesurferを使って、「あ」の交互反復? 「ぱ」の交互反復? ・・・あ~のMPTですかね、とりあえずやってみました。 「声のon-off検査…

5/28 ことのわ会でした。

前回は、概念の形成をもたらす心理活動が研究されてきた経緯と、概念を形成する操作は言語を介して行われるという内容を学び、今回から第Ⅴ講「意味場」とその客観的研究 に入りました。 「意味場」という語そのものは、辞書で説明されることがあまり無いよう…

5/13 Workshopでした!

今回も三条のレンタルルームをお借りして、参加者4名で感染対策をしながらの実施でした。 主だった内容はまたいろいろと話題が飛びましたので…「おんせいげんご」の勉強会すべてに言えることですが、まとまりはないです(笑)まぁ、仕方ないんですよね、話を…

4/23(土)ことのわ会でした!

前回は語の概念の構造(の段階)について学びましたが、今回は同じ第ⅳ講の「人工的概念の形成法」という項から読みました。ヴィゴツキーが提案した以下のような実験が、紹介されています。 形・色・大きさが異なる立体をいくつか並べ、分類するように求めま…

4/21 おんせいげんごWorkshopでした。

4/21の18:00~21:00、京都の三条あたりのレンタルスペースをお借りして、おんせいげんごのWorkshop(勉強会、講習会)を行いました。 onsei-gengo.jimdosite.com この勉強会はもともと仲間内で平日夜に行っていたものを、コロナ禍の影響などもあって、三条に…

3/26 ことのわ会でした(^^♪

3月は、「言語と意識」の第Ⅳ講「概念の発達とその研究法」の途中までを読みました。 前回、語の「意義」とは、語の背後にかくれている安定した一般化の体系であり、それに対して「意味」とは意義の客観的な結合体系から抽り出された語の個人的な意義(ある…

3/12 「京都おんせいげんご」でした。

久々に「京都おんせいげんご」を京都アスニーで行いました!(もちろん、感染対策、ソーシャルディスタンス保持で…まぁ、会議室に参加者4人ですから自然と保持されますね。) まずは日本語の音韻について。「前鼻子音」という発音?について古田から文献の報…

2/5(土)ことのわ会でした(^^)

先日のことのわ会では、ソビエト心理学における「意義」と「意味」の区別について学びました。 意義・・・語の背後にかくれている安定した一般化の体系意味・・・意義の客観的な結合体系から抽り出された語の個人的な意義(ある時、ある状況に関連している)…