臨床の学び舎おんせいげんご BLOG

『臨床の学び舎おんせいげんご』の各部門の予定や今までの勉強会の内容などがチェックできます。

音楽療法Meeting 2024/11/28 @古田研究室

自閉症の1歳くらいまでの特徴 平板な発話が多い音の知覚が難しいという既往もあるのではないか。なかには著しくモノマネがうまい子もいるので、知覚自体が難しいというよりも、注意の偏りではないか。また施設にくる子のなかにはむしろ声すら出さない子も多…

音楽療法Meeting 2024/10/24 @古田研究室

絶対音感について雑音にも音階?を認める人がいる。また440ヘルツ〜442ヘルツなど音階よりも細かい差異も聞き分けられる人がいる、つまり、一般的な音階の知覚は序の口で、周波数1Hzレベル、更には雑音(周波数を持たない)にも「音感」を知覚可能な人がいる…

2024年10月26日、久しぶりのことのわ会を開催しました。

前回(3月)には、「思考と言語」の第Ⅸ講(複雑な形式の言語発話)で、言語的結合の2つの基本的図式(シンタグマ的組織化とパラディグマ的組織化)が、それぞれ文の構成において果たしている役割について、読みました。 ・「経験のコミュニケーション」とし…

滋賀おんせいげんごを開きました。

えぇ、滋賀おんせいげんごを結構、定期的に開催しているんです。 滋賀県言語聴覚士会にも告知しているんです。 不思議と参加者は増えません(笑) まぁ、音声言語に興味のある方はぜひ気楽にご参加くださいね。 一応、最近、諸事情により、集客を考えている…

ELAN講習会を行いました。

ELAN勉強会をしてみました(#^^#) この「おんせいげんご」のメンバーにELAN経験者がおりまして、それにあやかる形で8名、あつまりまして、ELAN講座を開催しました。 このソフト、すごいですね。 最初にDLにてこずりましたが、その後はなんとも簡単にできてし…

新しいブレイン・コンピューター・インターフェースにより、ALSの男性が再び「話す」ことが可能に

New brain-computer interface allows man with ALS to ‘speak’ again New brain-computer interface allows man with ALS to ‘speak’ again (ucdavis.edu) カリフォルニア大学デービス校ヘルス校で開発された新しいブレイン・コンピューター・インターフェ…

滋賀おんせいげんご 9/20

次回の滋賀おんせいげんごは、9月20日(金)の夕方を予定しています(^^) 主に小児分野の音声の分析と解釈というところですかね。 またご自由にご参加ください。気になる音声がありましたら気楽にお持ちください。 滋賀おんせいげんご 滋賀 | onsei-gengo (ji…

7/12 滋賀おんせいげんご

滋賀おんせいげんごを・・・いつものメンバーで開催しました。 一応、某士会にて告知をしているんですけどね、いつものメンバー(笑) メンバーに言わせると「音声」とか「音響」とかでてくると敷居が高く感じるとのこと。確かにそういうところあるかもしれな…

言語聴覚学会

神戸でありました。 この「おんせいげんご」仲間からおひとり、発表されております。 内容はまた今後、進めていかれるとのことですが、下段のSoftwareを用いた研究でした。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/mathling/32/8/32_506/_pdf/-char/ja ちょっ…

6/12 聴覚系ST×おんせいげんご

聴覚系STさん・・・おんせいげんごの別のブログで「EduLAVO」(最近、更新されてない…)にて意見交換をしているN岡先生とMeeting。それらしいタイトル挙げてますけど、今回は二人でいろいろと話しただけ。(一応、前回は職場を変えようかと思っていて、聴覚…

5/23 音楽療法×おんせいげんごMeeting

音楽療法士とSTさんで音楽療法について意見交換会を開きました。 前もって、音楽療法士さんの施設に見学に行かせていただき・・・いや、もう確かに「音楽療法」でした。こころからすごいなぁと感動しました。 いうなれば、STさんとして、音楽療法士さんとし…

4月19日 滋賀おんせいげんご

会場:近江八幡市の会議施設 「G-NETしが」 いつもの・・・3人でした(笑) 近況報告?で盛り上がりまして、その後は持ち込みの音声について意見交換しました。 結構、雑談が…まぁ、でもなんでしょう、STさんってやはり施設を超えて話す機会が少ない。こ…

次回、ことのわ会

次回のことのわ会:3月23日(土) 15:00~ 詳細はHPをご確認ください! ことのわ会 | onsei-gengo (jimdosite.com)

おんせいげんごMeeting at 古田研究室

2月22日の夕方から、古田研究室にてSTさんがお二人お越しになりまして、小児分野のMeetingを行いました。このお二人は最近、良くお越しになる滋賀のSTさんです。 今回は別の機会に別の方からご紹介いただいた文献(音楽的行為の発達について)を基に、言語発…

次回の音響音声Workshop 1/12(金)18:30~

音響音声学Workshop 1/12(金)18:30~ 一応、定期開催(毎月第2金曜日)はこの日までとさせていただき、次々回以降は話題があれば適宜、開催するという方向とさせて頂こうと思います。ですので、ちょっと気になる音声があって…とか、音声のこういうところ…

次回のことのわ会 1/27(土)

次回の「ことのわ会」を2024年1月27日(土)15時~で予定致します。 詳細はHPをご確認くださいね。 ことのわ会 | onsei-gengo (jimdosite.com)

11/11 京都おんせいげんごでした。

11/11 14:00~より京都先端科学大学の古田研究室にて、京都おんせいげんごを開催いたしました。演目は10年来の失語症の方の経過報告について学ばせてもらうという内容でした。 発語はほぼ難しく、音声や文字を理解することについてもほとんど難しかった方に…

【中止】11月10日 音響勉強会

取り急ぎの連絡です〜(^^) 毎月第2金曜日に京都先端科学大学の古田研究室にて開催しております「音響勉強会」ですが、今月11月10日につきましては、中止と致します。 いつもご参加くださる方には連絡いたしましたが、新規の方などおられましたらご確認くださ…

次回の滋賀おんせいげんご 12月1日です。

久々の開催となります、滋賀の「おんせいげんご」の予定です。 日時:12月1日(金) 18:30~20:45 場所:G-NET滋賀 研修室B いまのところ、演題募集中です。 気楽にご参加ください。

10/13 音響勉強会 at 京都先端大(古田研究室)でした。

議論となったのは、小児の音声でした。 議論の結果的にはすこし前舌音に個性が指摘できまして、いわゆる「促音化(側面摩擦音、あるいは破擦音)」では?という話題でした。 参加者にて対象児と同じSpectrogramとなるように促音化を練習しました(笑)が、意…

京都おんせいげんご 次回:2023年11月11日(土)

次回:2023年11月11日(土)時間: 14:00~16:00 場所:京都先端科学大学 東館2階 古田の研究室参加:事前登録などは不要です。自由にご参加ください。参加費:500円程度 〈演目1) 募集中〈演目2〉rtMRIDB(リアルタイムMRI調音運動データベース)の見方(古…

滋賀おんせいげんご:2023年10月を予定

次回:2023年10月を予定※日程決まり次第、告知いたします。※新型コロナウイルス対策を徹底した上で開催いたします。 場所:G-NETしが 男女共同参画センター時間: 18:30(開場) 19:00~20:45参加:事前参加登録は不要。当日参加歓迎。参加費:多少。 <演目>…

音声音響勉強会:次回は10月13日(金)

定期開催:毎月第2金曜 次回は10月13日(金)です。 時間:18:00~21:00会場:京都先端科学大学 東館2階 古田の研究室 ご参加を予定される方はお気軽にどうぞ。特に初めて参加される方は古田まで連絡をお願いします。 Workshop | onsei-gengo (jimdosite.co…

5月27日 ことのわ会 「文の統辞的構造と意味論的構造」

前回は、行動の調整あるいはプランニングの役割を果たす内言の構造について学びました。 今回は、第Ⅷ講「文の統辞的構造と意味論的構造」を読み進めます。 まず、言語の(伝達の)基本単位は語ではなく文であることが述べられます。語はまとまった判断、思想…

2/18 ことのわ会でした(^^)/

今回は、第Ⅶ講「内言とその大脳における組織化」についてレポートします。 ここでは、まず、子どもが大人の言語教示に従えるようになった後に、子どもが自分自身の言語行為で行動を調整しはじめる・・・そのために、子どもの言葉ははじめは外に展開された「…

12/3 心理学系勉強会「ことのわ会」でした。

前回に引き続き、ルリヤの『言語と意識』の第Ⅵ講の「大人の言語教示による子供の行為の調節機能は漸次的に発達する」との内容を、読み進めました。 大人の言語命令に対する子どもの運動反応(バルブを押す)をみる実験において、 2歳の子どもは、「押して!…

10/29 ことのわ会でした!

前回は、直接的な印象の作用を克服して、言語教示に従えるようになるのは3歳6ヶ月ごろであるという内容まで読みました。 (前回のブログより引用。) 実験で、言語教示の内容と視覚的経験の内容を異なったものにする(例:「私がグーを出したときは、君はパ…

9/17 ことのわ会でした(^^)/

ことのわ会では、引き続き「ルリア 言語と意識」を読み進めています。 第Ⅴ講では、語の意味場の構造=語の背後には多様な結合系(音声的、状況的、概念的等)が存在していることや、語結合のなかでの選択機能の生理学的基礎となっているのが「強さの法則」で…

6/2 京都おんせいげんごでした。

遅くなりましたが、6/2土曜日に行われました京都おんせいげんごのレポートを載せておきます。ちょっと長いですけど、考えさせられる内容です。 ルリアの失語症理論を、『失語症の基礎と臨床(金剛出版)』の第4章あたりから紹介してくださいました。 とりあ…

7月30日、ことのわ会でした。

今回は、第Ⅴ講の続きで、語の多元的な結合=「意味場」の構造を客観的に調べる条件反射法についての紹介を読みました。 定位血管反応(新しい刺激に対して、指の血管の収縮、頭部血管の拡張などが現れること)を利用した特殊な方法です。予め、いろいろな語…