議論となったのは、小児の音声でした。
議論の結果的にはすこし前舌音に個性が指摘できまして、いわゆる「促音化(側面摩擦音、あるいは破擦音)」では?という話題でした。
参加者にて対象児と同じSpectrogramとなるように促音化を練習しました(笑)が、意外と難しいものですよ。へんな言い方ですが、対象児のほうがよっぽど上手でした。普通に正中で摩擦音作った方が楽なのになぁなと意見が出てましたよ。
他、メンバーの方から成人の高次脳機能障害の症例報告の話題を紹介していただきました。とっても特徴的な症状の方で…、何度かご紹介頂いている報告内容なんですが、論点が難しいというか、某モデルではすぐに限界が来るというか…。
あと、研究用に超音波断層法の簡易な装置を配備致しまして、それで少し参加者の舌を見てみました。下顎や舌の個性などがあり、明確な像を結ぶためにはプローブの当て方が難しいですね。練習していきます。
今、研究室ではさっと音響波形が出せるようにとか、音声について議論しやすい環境つくりを行っておりますが…マイクがね、中途半端なコンデンサーマイクをつかっているんだけども・・・重いなぁ。また買い換えて楽しみやすいようにしてみたいと思います。
また自由な議論を楽しみにしております。
古田