次回のことのわ会:3月23日(土) 15:00~
詳細はHPをご確認ください!
ことのわ会 | onsei-gengo (jimdosite.com)
2月22日の夕方から、古田研究室にてSTさんがお二人お越しになりまして、小児分野のMeetingを行いました。このお二人は最近、良くお越しになる滋賀のSTさんです。
今回は別の機会に別の方からご紹介いただいた文献(音楽的行為の発達について)を基に、言語発達とその音楽的行為の発達について考える機会となりました。
古田としては、単一事例研究とはいえ詳細な記述の試みに、「音楽」と「言語」を切り分けることがすこしもったいない印象を受けたところから、Melodicな超文節的要素の既知感と身体Controlの物語に置き換えられるのではないか?というようなことを考えていました。
詳細はさておき、興味深い時間でした!
【文献】
Amazon.co.jp: 乳幼児の音楽的成長の過程: 話し言葉・運動動作の発達との関わりを中心に : 岡林 典子: 本
古田
音響音声学Workshop
1/12(金)18:30~
一応、定期開催(毎月第2金曜日)はこの日までとさせていただき、次々回以降は話題があれば適宜、開催するという方向とさせて頂こうと思います。ですので、ちょっと気になる音声があって…とか、音声のこういうところを勉強してみたいなどのご希望があれば、適宜、ご連絡いただけましたら、日程を調整しまして開催するという形です。
また気楽に議論できることを楽しみにしております。
Workshop | onsei-gengo (jimdosite.com)
11/11 14:00~より京都先端科学大学の古田研究室にて、京都おんせいげんごを開催いたしました。演目は10年来の失語症の方の経過報告について学ばせてもらうという内容でした。
発語はほぼ難しく、音声や文字を理解することについてもほとんど難しかった方に、いろいろな課題提示を工面して、その課題内容を足掛かりにして少しづつ少しづつ、変化されていく様子を報告してくださっています。
本勉強会の定番の症例さんと言ってもよい方の報告ですが、やはり学びが多い。今回はメンバーが「赤ちゃんは母の胎内ではリズムを聞いている」という今井むつみ先生からの引用を加えて、失語症への課題提示を考えるなど新たな切り口も登場しました。また副詞やモダリティーなどを用いることで促通される様子なども大変興味深かった。
以前にある学生さんから、「言語学って現場の役に立つの?」と問われたことがあります。この方への関わりを一緒に聞きたいですね。失語症の方に対して、日本語が持つ言語学的構造や機能を手掛かりにして、その運用の再促通をサポートする。それを提案するのがSTさんなんでしょうね。特にこの症例さんが発症から10年ちかく経過しているにも関わらず、提案した課題に反応し、そしてその結果(気づき)が新しい表現手段として定着されていく様をみていると思います。
また次回、興味深い議論が楽しみです。
古田
取り急ぎの連絡です〜(^^)
毎月第2金曜日に京都先端科学大学の古田研究室にて開催しております「音響勉強会」ですが、今月11月10日につきましては、中止と致します。
いつもご参加くださる方には連絡いたしましたが、新規の方などおられましたらご確認ください。
また話題に上げたい音声やメンバーへのご相談などありましたら、別途、気楽にHPよりご連絡ください。
次回は12月の第2金曜日です。
古田